第6回 ぶどうの傘がけと防鳥ネット

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梅雨を越え、実りの季節へ。ぶどうの「傘がけ」と「防鳥ネット設置」を行いました

MaeVino第6回目のイベントでは、これから本格的に夏へ向かっていくぶどう樹を守るために、「ぶどうの傘がけ」と「防鳥ネットの設置」を実施しました。

春先に芽吹き、少しずつ枝葉を広げてきたぶどう樹は、この時期になると房の存在感もはっきりしてきます。小さな実が確かな形となって見え始める一方で、栽培管理においては新たな課題も出てきます。特に梅雨入り後は、雨による影響をどう抑えるか、そして実がつき始めたことで鳥からどう守るかが非常に重要になります。

今回のイベントでは、まさにそうした“これから先の実りを守るための備え”に取り組む時間となりました。

ぶどうの実が、少しずつ「収穫に向かう姿」を見せ始めた

今回の活動の中で、会員の皆さまにとって特に印象的だったのは、やはりぶどうの房がしっかりと形になってきていることだったと思います。

数か月前までは、まだ枝の動きや芽の変化を追いかけていた段階でしたが、今では房として実がつき、粒の一つひとつが目で見てわかるほどに成長してきました。
この変化は、栽培に継続して関わってくださっている会員の皆さまにとっても大きな喜びであり、「ここまで育ってきた」という実感を持てるタイミングでもあります。

ぶどう栽培の面白さは、ただ作業をこなすことではなく、こうした季節ごとの変化を自分の目で見て、自分の手で支えていくことにあります。今回のイベントでも、実際に樹に触れながら、これまでの管理が今の姿につながっていることを感じていただける時間になりました。

梅雨の雨から房を守る「傘がけ」

今回の作業のひとつ目は、ぶどうの傘がけです。

梅雨の時期は、ぶどうにとって決して油断できない季節です。雨が続くことで、房まわりの環境が過湿になりやすく、今後の健全な生育に影響を与える可能性があります。とくに実がついてくるこの時期は、房をできるだけ良い状態で保ちながら、夏までつないでいくことが重要になります。

そこで今回は、房の上部を雨から守るための傘がけを行いました。
一房一房の位置や葉の広がり方を見ながら作業を進めることで、単に資材をつけるだけではなく、今この樹にとって必要な保護を施すという意識を持って取り組む時間となりました。

傘がけは一見すると地味な作業にも見えますが、実際には今後の房の状態を左右する大切な工程です。
雨を防ぐという目的はもちろん、房の状態を確認しながら今の成長段階を把握できるため、会員の皆さまにとってもぶどうの現在地を知る良い機会になりました。

「ここまで実が育っているんだ」と感じながら、ひとつずつ丁寧に手をかけていく作業は、MaeVinoらしい栽培体験のひとつだったように思います。

鳥から実を守るための「防鳥ネット設置」

もうひとつの大切な作業が、防鳥ネットの設置です。

ぶどうの実がつき始めると、人だけでなく鳥たちにとっても魅力的な存在になっていきます。
これからさらに実が育ち、収穫期に近づいていくにつれて、鳥害への対策はますます欠かせなくなります。せっかくここまで育ててきた房を守るためにも、このタイミングでしっかりと備えをしておくことが必要です。

今回のイベントでは、樹全体の形や枝の伸び方を見ながら、防鳥ネットをかけていく作業を進めました。
ネットをただ被せるだけではなく、どこまでを覆うのか、房や枝に無理な負担がかからないか、今後の管理作業に支障が出ないかなども確認しながら、皆さまで協力して設置を行いました。

屋上という都市ならではの環境では、風や周辺環境も踏まえながら対策を考える必要があります。
そのため、防鳥ネットの設置も単なる“予防”ではなく、7月末までなんとか良い状態で乗り切るための現実的で重要な管理作業として位置づけています。

今回の取り組みは、これから先の収穫を守るための大きな一歩となりました。

次回はいよいよ糖度分析へ

そして7月末は、収穫から醸造の活動へ

次回のMaeVinoイベントでは、いよいよ糖度分析を行う予定です。

ここまで育ってきたぶどうが、現在どの程度の状態にあるのか。
見た目だけではなく、数値としてぶどうの成熟度を確認していく工程は、収穫へ向けた大きなステップとなります。会員の皆さまにとっても、ぶどうが「体験」から「本格的なワインづくり」へと近づいていく実感を得られる機会になるはずです。

そして、7月末にはいよいよ収穫から醸造を行う活動を予定しています。
これまで毎月積み重ねてきた管理作業が、実際にぶどうを収穫し、ワイン醸造へとつながっていく。MaeVinoの魅力が最も色濃く表れる時期が、いよいよ近づいてきました。

春に芽吹きを見守り、初夏に房の成長を感じ、梅雨の時期に実を守る対策を行い、そして夏の終わりに収穫と醸造へ進んでいく。
この一連の流れを自分たちの手で体験できることこそが、MaeVinoならではの価値だとあらためて感じています。

次回も、ぶどうのさらなる変化を皆さまと一緒に見届けられることを楽しみにしています。

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