都市の屋上から始まる新しい挑戦
2025年夏、ついに「Setagaya Craft Wine Project」が始動しました。
これまで消費の場とされてきた都市空間に、生産の営みを取り戻す。屋上を畑に変え、人と人が交わりながら新しい文化を醸していく――その第一歩が、世田谷の空の下で踏み出されました。
始動の日の様子

当日はプロジェクトに共感するメンバーが集まり、強い日差しの中でも笑顔で準備に取りかかりました。都市の真ん中で、これからワイン用ぶどうを育てていくことへの期待感があふれる瞬間でした。
苗の植え付け
今回の主役は、未来のワインとなる小さなメイヴの苗です。手のひらほどの大きさですが、都市型ワイナリーの象徴として、大切に一鉢ずつ植えられました。本日は、8鉢植えられ、合計20鉢で屋上栽培が始動。

屋上に広がる未来のぶどう畑
特製の黒いポットが並ぶ屋上は、すでに小さな畑のような景観を生み出しています。これから四季を経て、青々とした葉を広げ、やがて実をつけるその姿は、都市に新しい風景をもたらすでしょう。

プロジェクトの意義
この取り組みは、ただぶどうを育てるだけではありません。都市に暮らす人々が生産に関わり、自然のリズムを感じ、収穫や醸造を共有する。
そこから生まれるのは、ワインそのものだけでなく、「都市と人と自然をつなぐ新しい文化」です。
今後の展望
これからは定期的に生育状況をお伝えし、季節ごとの変化を記録していきます。やがて収穫を迎えるときには、ワイン醸造やテイスティングイベントなども予定しています。
「みんなで育て、みんなで味わうワイン文化」を、この世田谷の屋上から広げていきます。